流木家具・流木アートの作り方 |
◆ 流木を拾う ◆ |
流木拾いは、それ自体が楽しい仕事だ。1つとして同じ形のものがない。
どんな流木と出会えるか、宝探しの気分である。
流木拾いには、必ずチェーンソーを持っていく。大きめの流木は浜に打ち
上げられているだけでなくて、磯場の岩の間にはさまっていることも多いか
らである。運ぶには大きすぎる流木を切り分けたり、狭まった岩の間から木
を取り出すためにカットするのにチェーンソーが威力を発揮するのだ。 |
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◆ 素材の加工 ◆ |
持ち帰った流木は、水分をたっぷり含んでいるので、工房でじっくりと乾燥
させる。家具作りの材料にすることが決まった流木は、表面を削ったり、
無駄な突起物を取り払う。
素材の持ち味を生かすために加工は最小限にとどめるが、座面は座った
時に柔らかさが感じられるように、エッジ・座面の緩やかなカーブを出
すための加工をする。
この加工が、八代の作る椅子に座ったときにはじめてわかる「木なのに
柔らかい」をものにしている。 |
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◆ 組み立て ◆ |
流木から受けたインスピレーションをもとに、大胆かつスピーディに作業が
はじまる。必要な部分にはためらいもなく釘を使う。「あえて釘を使わず木と
木を組み上げる方法もあるけれど、作業が細かく、細工にとても時間が掛か
る。だったら釘を使った方が合理的。1つの作品に多くの時間を掛ければ、結
果的に商品としては高い値段を付けざるをえない。 だったら、手ごろな価格
で売ることができる作り方を採用する方が、買い手のためでもあるでしょう」
ということだ。 |
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◆ 仕上げ ◆ |
木の質感を大切にするため、塗装などのコーティングをせず無塗装で
仕上げる。だから、長く使えば使うほど、自然に肌になじみアメ色にかわり、
いい風合いがでてくる。 最後に「院」の刻印をして作品は完成する。 |
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